『プリデスティネーション』(2014) 紹介

プリデスティネーション

 

〈あらすじ〉
1970年、ニューヨークのバーに現れた青年が、バーテンダーに自らの過去を話し始める。それはそれはなかなか壮絶な人生を歩んできたようで、(どんな人生だったかというのは映画を観てみてください)バーテンダーもその話を聞いていたのだが、一通り自分の人生を語り終えた青年に、バーテンダーは思いがけないことを告げる。

97分という短い時間ながら与える衝撃は凄まじく、全てを理解した時の興奮やワクワク感はたまらない。個人的に好きなテーマなので難解には感じなかったが、難解と感じる方もいるかもしれない。少なくとも頭を使わないで観れる映画ではないということだが、観終わった後に考察というか色々考えを巡らせたくなるような作品。

本作は、"SF界の長老"と呼ばれるロバート・A・ハインラインの『輪廻の蛇』という短編小説を映画化したものである。映画を観てもらえば分かるが、ストーリー、起承転結として完璧なSF作品というよりかは、観た人がこれまで考えたことのなかったことを描いた映画であり、設定に文句を言うならいくらでも言えるというような感じである。そういうわけで、映画として好きか好きではないかは分かれると思うが、観て損はないので一度は観てほしい。

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原題 『Predestination』
上映時間 97分
製作 2014年
監督 マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ
出演 イーサン・ホーク、サラ・スヌーク

 

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